医科の先生へ
患者さんの受け入れ・
ご紹介のお願い

#医科歯科連携

医科の先生へ
患者さんの受け入れ・ご紹介のお願い

  • 糖尿病
  • 金属アレルギー
  • 骨粗鬆症
  • 妊婦
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • がん治療中の方の口腔機能管理
    ※管理栄養士による食事療法も可能です。

医科と歯科が連携することで、薬の量が減ったり、合併症が減ったり、入院日数が減ったりすることがあります。
セントラルは、医科歯科連携による総合的な医療サービスを推進し、患者さんの健康をサポートしてくださる医療機関を探しています。

セントラルだからできること

1)貴院とスムーズに連携(紹介、報告)します。
2)総合歯科として『チーム医療』を提供します。

セントラルは、口腔外科認定医が複数名在籍しており、それぞれが病院歯科の歯科医師として日常的に医科と連携してきた豊富な経験があります。
そうした経験豊富な口腔外科医がハブとなって、貴院とスムーズに連携します。
また、複数の歯科医師(歯周病認定医、歯科保存治療認定医、矯正歯科認定医、口腔外科認定医)と歯科衛生士が常時おり、毎日カンファレンスをすることで連携し、総合歯科として「チーム医療」を実践することで、専門性の高い医療サービスを患者さんにご提供します。

患者さん受け入れ・ご紹介の案内

糖尿病と歯周病の双方性

糖尿病になると(1型か2型かにかかわらず)歯周病になりやすいことが知られており、重症の歯周病を放置すると糖尿病になる可能性があることが知られています(糖尿病患者に対する歯周治療ガイドライン、2014)。
また、歯周治療によってHbA1cは統計学的に有意に0.36%改善するというランダム化比較試験のシステマティックレビューおよびメタアナリシスがあります(Engebretson S, 2013)。医科歯科連携の一環として、糖尿病が疑われる患者さんをご紹介させていただき、また糖尿病の患者さんをご紹介くだされば、しっかりと連携し、歯周治療を進めさせていただきます。

「歯科金属アレルギー」による皮膚疾患

セントラルでは「歯科金属アレルギー」による皮膚疾患を気にされ、金属を使用しない「メタルフリーの歯科治療」を希望される患者さんが増えています。
患者さんには「歯科金属アレルギー」の診断のため、皮膚科を受診していただくようご紹介させていただいております。
また「メタルフリーの歯科治療」を実施する際、口腔内に現存する金属を削って除去すると、一時的に金属アレルギーの症状が悪化することがあるので、そうした場合、皮膚科を受診していただくことを勧めています。
「歯科金属アレルギー」による皮膚疾患の患者さんをご紹介くだされば、しっかりと連携し「メタルフリーの歯科治療」をいたします。

参考のため、よく使われる歯科金属一覧を以下に挙げさせていただきます。

【よくある歯科金属】
金、パラジウム、銀、銅、純チタン2種、コバルト、クロム、モリブテン、インジウム、亜鉛、錫、マンガン、タングステン

■金パラ合金(いわゆる銀歯①)

  • 金12%
  • パラジウム20%
  • 銀50%前後
  • 銅20%前後
  • その他(インジウム、亜鉛、錫などメーカーにより異なる)1%前後

■純チタン2種(いわゆる銀歯②(2020年より保険適用))

■コバルトクロム合金(部分入れ歯のバネ)

  • コバルト60%前後
  • クロム30%前後
  • モリブデン5%前後
  • その他(鉄、マンガン、タングステンなどメーカーにより異なる)3%前後

■アマルガム合金

水銀

合金粉末

  • 銀60%前後
  • 錫20%前後
  • 銅10%前後
  • その他5%前後

骨粗鬆症と薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)

骨粗鬆症治療において、歯科の役割は、骨吸収抑制薬の治療を安全に継続できるようにすることです。
医科歯科連携の一環として、骨吸収抑制薬を開始する場合は、患者さんに歯科受診を勧め、ご紹介ください。
また骨吸収抑制薬を使用中の患者さんについても、歯科の定期メンテナンスが推奨されておりますので、歯科をご紹介ください。
歯科での定期メンテナンスにより、清潔な口腔衛生状態を保つことで侵襲的な歯科治療を避け、MRONJのリスクを下げたり、MRONJを発症した場合であっても早期発見による重症化予防ができたりすることが期待できるので、密な医科歯科連携による患者さんのサポートが必要だと考えています。

妊婦さんの歯周病と低体重児出生や早産

妊娠中は、虫歯や歯周病になりやすいのです。しかし、なかなか自分では気がつかないものです。
重度の歯周病は、低体重児出生や早産のリスクが高まるともいわれています。
妊娠初期の不安定な体調やつわりの症状が落ち着いてくる妊娠5か月頃に歯科を受診していただき、体調が安定した妊娠中期のうちに必要な歯科治療を終わらせ、定期的なメンテナンスにより歯周病の重症化を防ぎましょう。
健康的な妊娠と出産のため、歯科受診をお勧めします。

睡眠時無呼吸症候群とマウスピース

2004年から、マウスピースを用いた睡眠時無呼吸症候群の治療に、健康保険が適用できるようになりました。
歯科で健康保険が適用できるのは、医師が睡眠時無呼吸症候群と診断し、マウスピースによる治療を歯科にご依頼いただいた場合ですので、ご紹介状をご準備くださいますようお願いします。
健康保険が適用になった場合、マウスピースの作成に必要な自己負担は(3割負担の場合)およそ1万円~2万円です。
治療の流れは、虫歯、歯周病、顎関節の検査と治療、歯型の型取り、マウスピースのセットと調整です。
睡眠時無呼吸症候群の程度、体質(歯型、顎関節、唾液量など)などによっては、マウスピース治療が適さない場合もあるため、医科と連携し、患者さんと十分な相談のうえで、睡眠時無呼吸症候群の治療をサポートさせていただきます。

がん等にかかわる手術、放射線治療、化学療法または緩和ケアを実施する患者さんの周術期等口腔機能管理

がん等の周術期には、口腔内を良好な状態に整えておくことが大切です。
口腔機能管理はさまざまな有害事象の軽減につながり、より質の高いがん治療を提供するためには重要な支持療法です。

  • 口腔機能管理で短くなる入院期間
  • 頭頸部領域の創部感染の予防
  • 全身麻酔の術後肺炎の予防
  • 全身麻酔の挿管時の歯のトラブル回避
  • 術後の食事の早期経口摂取の開始
  • 化学療法の口腔合併症の予防

医科の先生からのご依頼に基づいて、周術期等口腔機能管理をしております。

術前の口腔機能管理は、主に以下の処置によりサポートさせていただきます。

術前の口腔機能管理

歯科衛生士

  • 口腔衛生指導
  • 歯石除去
  • 歯面清掃

歯科医師

  • 動揺歯の固定・抜歯
  • 感染源となる歯の抜歯
  • う蝕の応急処置
  • 補綴物の尖った部分の研磨
  • 義歯の作成、調整置

セントラルは、医科歯科連携に力を入れています。

医科の先生とスムーズに連携し、主たる治療のサポートをし、患者さんに総合的な医療サービスをご提供します。

三鷹通りセントラル歯科

〒180-0006 東京都武蔵野市中町2-6-2 1F
0422-50-5321
院長 宮嶋大輔(歯学博士、口腔外科認定医、インフェクションコントロールドクター)