ですから、歯周病の原因は、細菌です。
人の体には多くの種類の細菌がいて、お口の中も、その環境にあわせて多くの細菌が生きており、普段は平穏にバランスを保っています。
ところが、お口の中が不潔になると、細菌が一定数以上に増殖し、歯周病が進行します。
お口の中が清潔になれば、細菌が少なくなり、歯周病は進行しません。
「歯周病が治る」という意味を「歯周病になる前の状態に戻る」という意味だとすれば、「歯周病が治る」というのは難しいです。
しかし、「病的状態ではない状態に戻す」ことは、できます。
どういうことでしょうか?
まず、歯周病とはどういう病気でしょうか?
細菌が歯と歯肉のすき間から侵入し増殖することで、生体の防御反応として歯肉の発赤、熱感、腫脹、疼痛などの炎症が起こります。
これを歯肉炎といいます。
炎症が歯肉を越えて広がり、歯を支える骨を破壊するようになると、歯周炎といいます。
歯肉炎と歯周炎を合わせて、歯周病といいます。
ですから、歯周病の原因は、細菌です。
人の体には多くの種類の細菌がいて、お口の中も、その環境にあわせて多くの細菌が生きており、普段は平穏にバランスを保っています。
ところが、お口の中が不潔になると、細菌が一定数以上に増殖し、歯周病が進行します。
お口の中が清潔になれば、細菌が少なくなり、歯周病は進行しません。
細菌が体内に侵入し、増殖することを、細菌感染というので、歯周病は「細菌感染と生体防御反応の結果」いえます。
お口の中を清潔にすることで、細菌感染を治すことはできますが、生体防御反応の結果として破壊された骨は、もとの状態に戻すことは難しいのです。
これが冒頭で、歯周病は治るといえますが、もとの健康な状態に戻るのは難しいといった理由です。
歯周病治療は、細菌の数を少なくし、その状態を維持していくことをサポートする治療です。
歯周病治療には、下記の2つの柱があります。
1)セルフケア
2)プロフェッショナルケア
患者様ご自身での「毎日の口腔ケア」で、お口の中を清潔に保つことが最も重要です。
「毎日の口腔ケア」のコツは
①鏡を見て磨くこと
②磨く順番を決めること
③歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシを使うことです。
セルフケアには限界があります。
セルフケアでは取りきれず残ってしまった汚れ(=細菌)は、唾液の作用で石のように硬い歯石になります。
歯石は汚れがつきやすく、歯肉の中までどんどんと歯石がついていきます。
歯石は細菌の温床になりやすく、歯周病につながります。
歯石は、硬いので歯ブラシやフロスや歯間ブラシでは取れませんから、プロフェッショナルケアで、歯科医院で定期的に歯石を除去する必要があります。
セントラル歯科では、プロフェッショナルケアとして、歯周病の重症度に応じて、下記のような治療法が提案できます。
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